2020年1月1日〜12月31日に発生した労働災害について、2021年4月7日までに報告があったものを集計し<確定値>として2021/04/30に厚生労働省が公表しています。
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2020年労働災害発生状況(確定値)2021/04/30公表(厚生労働省)
2020年1月1日〜12月31日に発生した労働災害について、2021年1月7日までに報告があったものを集計した<速報値>が厚生労働省から発表されていました。
速報値では、2020年の1年間で労働災害で718人が死亡、4日以上休職した死傷病者は114,669人でした。
こちらの記事で紹介しました。
【2020年1年間で発生した労働災害】死亡718人。休業4日以上の死傷病114,669人。
2020年1月1日〜12月31日に発生した労働災害について、2021年4月7日までに報告があったものを集計し<確定値>として2021/04/30に厚生労働省から公表されました。
<確定値>では、<速報値>に比べて死亡者数が84人増加、4日以上休職した死傷病者は16,487人増加しています。
【死亡者数802人】2020年労働災害発生状況(確定値)
前年対比では43人減ったものの、2020年1年間だけで労働災害で802人もの方が亡くなっています。
死亡事故を型別にみると、墜落・転落が一番多く約4分の1(24%)を占めています。
続いて、交通事故[道路](20%)、はさまれ・巻き込まれ(16%)となっています。
【休業4日以上の死傷者数131,156人】2020年労働災害発生状況(確定値)
2020年1年間での休業4日以上の死傷者は前年対比で5,545人増えています。
2020年1年間での休業4日以上の死傷者が一番多い事故は転倒です。全体の約4分の1(24%)を占めています。
墜落・転落(16%)、動作の反動・無理な動作(15%)が続いています。
労災(労働災害)事故。
2020年1年間だけで死亡者数802人。
休業4日以上の死傷者数131,156人。
これらの重大事故の労災をなくしていくためには、休業4日未満の事故でも労災申請(労災保険の給付請求)をしていくことが重要です。
その理由についてはまた別の記事で紹介したいと思います。
【編集後記】
昨日(2021/05/02)は下の子どもと2人で靴を買いにゆっくりと散歩。
コロナの影響で遠出しませんが、近所を散歩しながらのおしゃべりも楽しい休日の過ごし方でした。
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小倉健二(労働者のための社労士・労働者側の社労士)Office新宿(東京都)
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