2022年1月の労働災害発生状況の速報値が2022年2月21日厚生労働省から発表されました。速報値は2月7日までの報告を集計したもの。
2022年1月の死亡災害の34%が墜落・転落、休業4日以上の死傷災害の34%が転倒。
墜落・転落・転倒。
「落」ちる「転」ぶ、労災の死亡・死傷で1番多い災害です。
Contents
2022年1月【労働災害】死亡災害の1/3が墜落・転落
2022年1月の1ヶ月だけで労働災害で56人の方が亡くなりました。
死亡災害は、前年同月比で51.4%増えています。
製造業が4人から18人へと大きく増えていて、第三次産業も6人から10人へ増えています。
2022年1月の死亡災害の34%が、墜落・転落によるもの。
労働災害で亡くなった方の1/3が墜落・転落が原因です。
墜落・転落のよる死亡災害は、2021年1月の12人だったのが19人と増えています。
2021年1年間の死亡災害で墜落・転落が24%を占めました。
2022年1月の死亡災害での墜落・転落は34%。
死亡災害に占める墜落・転落の割合は、昨年平均より10%多くなっています。
「落」ちる事故は危険です。死亡災害で1番多いのが墜落・転落です。
2022年1月【労働災害】休業4日以上の災害の1/3が転倒
2022年1月に発生した休業4日以上の死傷災害は半数(49%)が第三次産業でした。
第三次産業が、最大の死傷者を発生させている業種です。
2022年1月の死傷者数の34%が転倒(1,856人)。
休業4日以上の死傷災害の1/3が転倒によるものです。
2021年1年間の死傷者の24%が転倒(30,929人)。
死傷災害に占める転倒の割合が2022年1月は34%ですから、昨年平均よりも10%多くなっています。
(昨年1月は転倒が死傷災害の35%でしたので、前年同月比で増えてはいません。)
2022年1月の死傷災害に占める転倒の割合は34%。転倒による労働災害に注意が必要です。
墜落・転落・転倒による労働災害に注意
2021年1年間の労働災害での死亡災害で1番多かったのは墜落・転落。
死亡災害で24%(191人)が墜落・転落でした。
2022年1月の死亡災害での墜落・転落は34%。
2021年1年間の休業4日以上の死傷災害で1番多かったのが転倒。
死傷災害の24%が(30,929人)が転倒でした。
2022年1月の死傷災害での転倒は34%。
墜落・転落・転倒が、死亡・死傷災害の最大原因です。
「落」ちる・「転」ぶ。
この2つは働くうえで、危険な事故です。
自分や他の人の命と安全を守るために「落」ちない・「転」ばない。
気をつけるとともに、会社に危険防止・安全対策をとらせましょう。
そして、もしも墜落・転落・転倒をはじめ労働災害が起きてしまったら。
自分の不注意によるものも含めて、かならず労災申請(労災保険給付の請求)をしましょう。
【編集後記】
昨日(2022年2月21日)は多摩湖までポタリング(自転車散歩)しました。
よく晴れて風がつよく気温も低かったので、富士山がきれいに見えました。
走り始めは少し寒いのですが、少し走ればポカポカしてくるのが自転車のよさ。
冬はポタリングがおすすめです!
小倉健二(労働者のための社労士・労働者側の社労士)Office新宿(東京都)
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