新しくなったiPadAir(第5世代)を購入しました。
1番大きな目的は、A4サイズで印刷することを前提に作られたPDF資料を見るViewerとして使うことです。
目次をもとにめざすページにむけてパラパラとめくるのは断然「紙」が便利です。
紙をめくるようにはページをめくることができないiPadしかもディスプレイが10.9インチのiPadAirで紙の代わりに資料を見るためには、PDFにアウトラインを作成すること、アウトラインを階層化して作成することが必要です。
いくつかのiOSアプリを試してみて、階層化したアウトラインをPDFファイルに作成するのは「PDF Expert」が便利です。
Contents
ページをめくる感覚は紙には勝てないが、階層化したアウトラインを作成したPDF資料ならiPadAirで見るのは便利
ページ数の多いPDF資料を第5世代のiPadAirで見る。
100ページ以上、場合によっては500〜1,000ページの資料であっても、PDF資料なら何冊でも持ち歩けます。
紙の資料なら重くてかさばるところですが、デジタルデータなら何も問題がありません。
しかし、紙の資料のようにパラパラと指の感覚でページをめくることはできませんし、だいたいこの辺りと検討をつけてページを開くのも紙にはかないません。
新しくなったiPadAir(第5世代)もディスプレイは10.9インチ、決して大きな画面ではありません。
A4サイズで紙に印刷することを前提の資料を10.9インチの画面で見ることも、紙に比べると不利です。
ですが、検索ができる状態のPDFファイルであれば1,000ページあろうと特定の文字で検索して一瞬で検索してページを開くことができます。デジタルデータならではの活用をすることができます。
PDFデータにアウトライン(しおり)を作成することで、資料の目次をタップすると本文を開くことができます。
大項目、中項目、小項目など、階層化して作成すれば、膨大なページ数の資料でもメリハリのついた見やすいアウトラインになります。
階層化したアウトラインをiPadで作成する、また表示するのにもiOSアプリ「PDF Expert」が便利です。
iOSアプリ「PDF Expert」で階層化したアウトラインを作成する方法
iOSアプリ「PDF Expert」は、PDFファイルにアウトラインを階層化して作成できます。
アウトラインの作成方法、作成したアウトラインを階層化する方法、どちらも簡単な操作でできます。
サブスクリプションのアプリ内課金がありますが、無料のままでもアウトライン作成・階層化どちらもできます。
私はいまのところ、無料のままで使用しています。
iPadアプリ「PDF Expert」でアウトラインを表示する方法
せっかくアウトラインを目次にして該当ページを開くのですから、アウトラインを表示するときにはアウトラインだけしか表示できない作りでは残念です。
iPadでPDFファイルをアプリ「PDF Expert」で開くと、アウトラインと該当するページの両方を1つの画面で表示できます。
アウトラインを表示するには、開かれた状態の本のアイコンをタップします。
アイコンをタップすると3つのアイコンがあらわれます。
左が「ブックマーク」、真ん中が「アウトライン」、右が「注釈」です。
「アウトライン」のアイコンをタップします。
上の写真では、事前に作成してありますので、階層化されたアウトラインが表示されています。
iPadアプリ「PDF Expert」でアウトラインを作成する方法
iPadアプリ「PDF Expert」でアウトラインを作成するには、開かれた状態の本のアイコンをタップします。
アイコンをタップしてあらわれた3つのアイコンの真ん中「アウトライン」をタップします。
「編集」をタップします。
アウトラインを追加したいページを開きます。(あとから修正もできますが面倒ですので)
「編集」をタップしてあらわれた「追加」をタップします。
新しいアウトラインが追加されましたが「アウトライン項目」なっていますので、「X」をタップして消してからアウトラインの名称を入力します。
PDFのページからコピーしてペーストすると間違えがありません。
アウトラインの名称を正しく修正できたら「完了」をタップします。アウトラインの追加が完了しました。
iPadアプリ「PDF Expert」でアウトラインを「階層化」する方法
iPadアプリ「PDF Expert」でアウトラインを「階層化」するのは簡単です。
アウトラインが表示されている状態で「編集」をタップします。
編集状態になったアウトラインから、階層化したいアウトラインの右端の二本線(=)をタップしたまま、上位の階層のアウトラインの上まで移動します。
上位の階層のアウトラインの色が変わったら指を離します。
アウトラインが階層化されました。
階層化されたアウトラインは下向きの矢印をタップすると非表示になります。
非表示になった下位階層があるアウトラインには右向きの矢印が表示されます。
下位の階層のアウトラインを非表示にすることで、上位階層だけのアウトラインを表示させて全体を見やすくすることができます。
上位階層だけのアウトラインで目星をつけてから右矢印をタップして、下位階層のアウトラインを表示させることができますからアウトラインが数多いPDFファイルもメリハリをつけて表示することができるので便利です。
アウトラインが表示されている状態で見開きの本のアイコンをタップすると、アウトラインの表示が消えてPDFファイルが画面いっぱいに大きく表示されます。
「PDF Expert」で階層化して作成したたアウトラインは他のアプリでも階層化表示できるので便利
アプリ「PDF Expert」で階層化して作成したたアウトラインは「PDF Expert」のなかだけで利用できるものではありません。
他のアプリでも階層化されたアウトラインを表示できるので便利です。
たとえば、mac標準のアプリ「プレビュー」でPDFファイルを開いてみると以下のように表示されます。
(アウトラインが表示されない場合は、メニュー「編集」から「目次」を選択すると表示されます。)
表示された目次(アウトライン)にカーソルを合わせれば、該当するページが開きます。
上下の矢印キーで目次を移動すれば、パラパラと移動した目次のページが一瞬で開きますから便利です。
右矢印キーで階層化された目次を開きます。
Windows版のAdobe Acrobat Reader DCでも階層化されたアウトラインが表示されました。
【編集後記】
「PDF Expert」の他にもアウトラインを作成できるiOSアプリを試してみましたが、作成したアプリ以外のアプリではアウトラインが表示されませんでした。
PDFファイルにアウトラインを作成するアプリを選ぶときには、作成したアプリ以外のアプリでもアウトラインを表示することができるか確認してみましょう。
小倉健二(労働者のための社労士・労働者側の社労士)Office新宿(東京都)
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