アルコール依存症の方も障害年金を請求できます。

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アルコール依存症による障害の状態にある方は障害年金を受けられないというお話を聞くことがありますが、
アルコール依存症による障害も障害年金の対象になります。

“アルコール依存症だと障害年金は受けられない”は間違い。

アルコール依存症の方も障害年金を請求できます。

アルコール、薬物などの精神作用物質の使用による精神障害については、症状性を含む器質性精神障害に基づいて障害年金の認定が行われます。

精神病性障害を示さない急性中毒および明らかな身体依存の見られないものは認定の対象となりません。

また「アルコール性肝硬変については、継続して必要な治療を行って いること及び検査日より前に180 日以上アルコールを摂取していないことについて、確認のできた者に限り、認定を行うものとする。」となっています。

先ずは、専門医療機関に行き、アルコール依存症の治療をしましょう。

アルコール依存症の方は専門医療機関に治療を受けに行きましょう。

アルコール依存症の方は、自分がアルコール依存症であることの自覚が難しいようです。

何かの事情でお酒が飲めない状況に置かれた場合に、それでも過ごせたから依存症でないというわけではありません。

たとえば、お酒を飲んだ時に、1杯飲んでそれ以上飲まずに終えられますでしょうか。

(2杯以上飲んだらアルコール依存症ということではなく、飲み始めたとしても1杯飲んだらもう飲まないと自分の意思で止められる生活を継続できるか。)

それを1日だけでなく、生活として続けられるでしょうか。

アルコールの摂取を自分で止められていないようでしたら、依存症だと理解して、病院に行ってみましょう。

アルコール依存症は病気です。本人を責めるより治療につながることが大切

アルコール依存症は本人が依存症であることを自覚することが難しい病気です。

自分はアルコール依存症ではないと思っている本人、
なぜ酒をやめないのだろうと善意で本人を責めてしまう家族。

アルコール依存症は、本人1人だけの努力で飲酒を断てるものではありません。

家族や身近な方が説得するだけで飲酒を止められるものでもありません。

本人を責めるより、アルコール依存症の専門医療機関での治療へとつなげていくことが必要な病気です。

映画『酒と薔薇の日々』を観てアルコール依存症を、病気として理解してみませんか。

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映画『酒と薔薇の日々』をご覧になったことはありますでしょうか。

アルコール依存症を描いた映画です。

はじまりは明るい恋愛映画です。
少しづつ酒を飲むことが2人の生活の中で大きくなり、
途中からの展開は・・・。

30年以上前に観た映画です。途中からの展開とラストシーンまで目に浮かびます。

楽しい映画だと思って観始めたのですが、途中からシリアスな展開になり驚きました。

アルコール依存症の当事者の方も、家族など周りの方にも観ていただきたい映画です。

そして、他人事ではない自分の人生を取り戻すために、
1日も早く専門医療機関へ相談に行って治療を受けていただきたいと思います。

【編集後記】

マンガ『健康で文化的最低限度の生活』6巻もアルコール依存症を正面から取り上げてわかりやすく描いています。


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今日の1日1新:棒ほうじ茶ぷりん

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小倉健二(労働者のための社労士・労働者側の社労士)Office新宿(東京都)

小倉健二(おぐらけんじ) 労働者のための社労士・労働者側の社労士 労働相談、労働局・労働委員会でのあっせん代理 労災保険給付・障害年金の相談、請求代理 相談・依頼ともに労働者の方に限らせていただいています。  <直接お会いしての相談は現在受付中止> ・mail・zoomオンライン対面での相談をお受けしています。 1965年生まれ57歳。連れ合い(妻)と子ども2人。  労働者の立場で労働問題に関わって30年。  2005年(平成17年)12月から社会保険労務士(社労士)として活動開始。 2007年(平成19年)4月1日特定社会保険労務士付記。 2011年(平成24年)1月30日行政書士試験合格