役所に提出する資料は元号で記入します。
「元号だと何年だっけ?」
いちいち考えるのが面倒なら、西暦と元号を一覧表示させるExcelシートを作成しておくと便利です。
Excelで西暦と元号の一覧表を作る
セルの日付(年月日)の「年」だけを西暦と和暦(元号)で隣り合わせに表示する。
これだけで、西暦と和暦(元号)の一覧表ができあがります。
一覧表示したい年を表示するために年月日の列を作る
日付(年月日)をセルに入力します。
日付は便宜上1月1日で作成しても良いでしょう。
オートフィルを使って必要な期間分(年数)の日付(年月日)を入力しましょう。
そして元号が変わった日付を2つの年号が重複する年の行にメモしておけば見てわかります。
元号 | 元号のスタート日 |
---|---|
令和 | 2019年5月1日 |
平成 | 1989年1月8日 |
昭和 | 1926年12月25日 |
西暦を表示する列を作る
A列の日付(年月日)をそのままB列に表示させます。
B1セルに「=A1」。下方向にコピーしました。
そして行全体など必要な範囲を選択した状態で、セルの書式設定をします。
セルの書式設定([ctrl]+[1])で、表示形式タブを開き「分類(C)」からユーザー定義を選んで「種類(I)」下枠に「yyyy」と入力して[OK]をクリックします。
「yyyy」は年を西暦4桁で表示する定義です。
「分類(C)」から「日付」を選んで
「種類(I)」の一覧から
「yyyy/m/d h:mn」を選択して
「種類(I)」の下枠に表示されている「yyyy/m/d h:mn」を[BS]で「yyyy」以外を消してもいいです。
和暦(元号)を表示する列を作る
同じ方法でC列に和暦(元号)を表示させます。
A列の日付(年月日)をそのままB列に表示させます。
C1セルに「=A1」。下方向にコピーします。
行全体など必要な範囲を選択した状態で、セルの書式設定をします。
そしてセルの書式設定([ctrl]+[1])で
表示形式タブで「分類(C)」からユーザー定義を選んで
「種類(I)」下枠に「[$-ja-JP-x-gannen]ggge」と入力して[OK]をクリックします。
「[$-ja-JP-x-gannen]ggge」は年を和暦(元号)2桁で表示する定義です。
「[$-ja-JP-x-gannen]ggge」は西暦の「yyyy」とちがって入力するのが大変です。
「分類(C)」から「日付」を選んで
「種類(I)」の一覧から
「[$-ja-JP-x-gannen]ggge”年”m”月”d”日”;@」を選択して
「種類(I)」の下枠に表示されている「[$-ja-JP-x-gannen]ggge”年”m”月”d”日”;@」から「”年”m”月”d”日”;@」を[BS]で消して「[$-ja-JP-x-gannen]ggge」だけ残すのがいいでしょう。
【編集後記】
役所への書類提出。元号はやめて西暦にしてもらいたいところです。
元号がまたがった年数の計算などパッとイメージできずにメンドウですし。
Excelでいちど西暦と和暦(元号)の一覧表をつくっておけば、次からはファイルを開くだけです。
元号を使って仕事をしなければいけない方はお試しいただければと思います。
小倉健二(労働者のための社労士・労働者側の社労士)Office新宿(東京都)
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