動画データで学ぶなら、再生速度をを上げてくり返して見る学習がおすすめです。
Macパソコンで再生速度を速めても聞きとれる方法について紹介します。
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ダウンロード動画で学ぶ機会がコロナ禍で広がった
新型コロナウイルス禍で仕事も生活も不便なことが多い毎日です。
悪いことのなかに良いことをみつけるとすると、その1つが対面でなくてもできることが増えたことです。
テレワーク・自宅勤務ができる職場が(少しは)広がったことは良いことです。
他にも、決められた時間に出かけて行かなくても研修やセミナーを受けることができる機会が増えたことも良いことです。
コロナ禍前には、わざわざ出かけていって1箇所に集まってかしこまってイスに座っていなければ受けられない研修・セミナーが多かったのが、動画データをダウンロードして受講できる機会が多くなりました。
動画データをダウンロードして受講する研修・セミナーなら、場所や時間をしばられずに自由に学ぶことができます。
そしてダウンロードした動画データなら、何度でも繰り返して学ぶことができます。
この繰り返して見る動画データでの学習では、速度を早めて再生することで時間を短縮して繰り返し学習ができるのがすばらしいところです。
くり返して見ることで理解が深まりますし、再生速度を上げて見ることで短時間でくり返して見ることができるからです。
再生速度を上げるというと、早送りで声が聞こえないというイメージがある方もいるかもしれません。
しかし、専用アプリやOS標準(はじめからインストールされている)アプリでも、音声が聞きとれるように再生速度を上げることができますので利用してみましょう。
今回の記事は、Macパソコンでの動画・音声データを音声が聞きとれるように再生速度を上げる方法です。
【Quicktime Player】Mac 標準の無料アプリ
Quicktime PlayerはMacの標準アプリですから、ダウンロード・インストール不要・無料ですぐに利用できます。
[option]キーを押しながら[▶▶](早送りボタン)を押すと、再生速度を早めても音声が聞こえます。
この方法では、1.1倍速〜1.9倍速までの動画再生で音声を聞くことができます。
2倍速以上で動画再生すると音声が聞こえなくなってしまいます。
[option]キーを押しながら[▶▶](早送りボタン)を押して再生速度を上げる場合は、1.1倍速〜1.9倍速までにしましょう。
この方法での欠点は、速度を早めて再生している途中で一時停止すると通常の再生速度(1倍速)に戻ってしまうことです。
一時停止後に再生するたびに、[option]キーを押しながら[▶▶](早送りボタン)を押して再生速度を上げなければならないのです。
一時停止後も早めた速度のままで再生することができる方法もあります。
Quicktime Playerのメニューから再生速度を変更する方法です。
Quicktime Playerのメニューから再生速度を変更するには、
- メニューの[表示]をクリック
- プルダウンされたメニューから[再生速度]をクリック
- 表示された速度をクリックして選択します。
この方法であれば、一時停止後も上げた速度のままで再生することができます。
メニューから再生速度を変更する方法では、速度を「1.25倍速」「1.5倍速」「2倍速」の3種類のなかから選びます。
3種類の再生速度でよければメニューから再生速度を選んだ方が便利でしょう。
【PBR Media Player】Mac 動画・音声 再生アプリ
Quicktime PlayerはmacOS標準(はじめからインストールされている)アプリですから無料で使えるので、試してみましょう。
しかし使い勝手という点では、動画・音声データを再生するための専用アプリの方がすぐれていますので便利です。
5秒だけ少し長く60秒、戻して・早送りして再生する。
このような操作をキーボードで一瞬に行なうことは、繰り返し学習では欠かせません。
便利なアプリはいくつもありますので、Quicktime Playerを使うだけでなく動画・音声データを再生する専用アプリを探してみましょう。
Mac App Store で買える安心感、値段が安い(2022/01/10現在490円)、ショートカットキーが充実していることから、PBR Media Player を紹介します。
動画を見て「学ぶ」ことが目的ですので、アイコンを見ながらマウスで操作することは効率的ではありません。
必要な操作だけショートカットキーを覚えて、必要な操作はキーだけで行ない目は動画を見たままで勉強するのが効率的です。
PBR Media Playerショートカットキーの一例
再生速度
再生速度を1倍速にする:Cmd + 1
再生速度を2倍速にする:Cmd + 2
再生速度を3倍速にする:Cmd + 3
再生速度を4倍速にする:Cmd + 4
再生速度を5倍速にする:Cmd + 5
再生速度を6倍速にする:Cmd + 6
再生速度を7倍速にする:Cmd + 7
再生速度を8倍速にする:Cmd + 8
再生速度を9倍速にする:Cmd + 9
再生速度を10倍速にする:Cmd + 0
再生速度を11倍速にする:Cmd + –
再生速度を12倍速にする: Cmd + ^
再生
再生/一時停止:space / k
時間操作
巻き戻し(大): z
巻き戻し(小): x
早送り(小):c
早送り(大):v
PBR Media Player 再生速度が最大16倍速まで変更可能
Mac App Store で490円(2022/01/10現在)
PBR Media Playerでは、2倍速〜16倍速まで再生速度を指定できます。
私は3倍速が聞きとれるせいいっぱいでした。
人によって聞きとれる速度はちがってきますので、ためしてみましょう。
PBR Media Player を紹介しましたが、他にも使い勝手がよいアプリがたくさんあります。
自分に合う動画・音声データを再生アプリを使って再生速度を上げてくり返し見る。
いくつかのアプリを試してみて、動画データでの勉強をしてみてはいかがでしょう。
【編集後記】
iPhoneで動画の再生速度を早めても声が聞きとれるアプリではSpeedUpTVが一押しです。
このアプリを使いたい、それだけの理由でiPhone(当時はiPhone4)を使い始めました。
今でもこのアプリで動画データで勉強しています。
使ってみたらiPhone自体もとても便利なので買い替えながら使い続けています。
iPhoneを使うきっかけとなったアプリSpeedUpTVの開発者に感謝しています。
小倉健二(労働者のための社労士・労働者側の社労士)Office新宿(東京都)
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