【国民年金の障害年金】いくら受けとれるのか?

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障害基礎年金(国民年金)を受けられる人

初診日に厚生年金に加入していなかった人は障害年金を国民年金から受けとります。

国民年金の障害年金を障害基礎年金といいます。

国民年金は本人の意思とは関係なく20歳〜59歳まで強制的に加入します。

国民年金に加入している間(20歳〜59歳)に障害の原因となる病気やケガの初診日がある人が、障害基礎年金を受けとる対象者です。

初診日に国民年金に加入していない人でも受けとることができる場合があります。

19歳以下(20歳未満)と60歳〜64歳で日本国内に住んでいるときに初診日がある人は、初診日には国民年金に加入していませんので保険料を払っていませんが障害基礎年金を受けとれます。

(19歳以下でも厚生年金に加入している人は国民年金にも加入しています)

障害基礎年金を受けとれる人・受けとれない人は他にも条件がありますが、原則として上記の人が対象になります。(加入要件)

保険料納付要件をみたして、障害認定日に1級2級の等級に当てはまる障害の状態(障害等級該当要件)の場合に障害基礎年金が支給されます。

障害認定日は原則として初診日から1年6月を経過した日です。

障害年金の受給3要件の参考記事はこちら

【障害年金の請求】まず初診日を確定。受診状況等証明書を医師に依頼

障害基礎年金(国民年金)は1級・2級

1級2級 障害の程度の目安

障害等級 障害の程度
1級 他人の介助を受けなければ日常生活のことがほとんどできないほどの障害の状態

身のまわりのことはかろうじてできるものの、それ以上の活動はできない方 (または行うことを制限されている方)、入院や在宅介護を必要とし、活動の範囲 がベッドの周辺に限られるような方が、1級に相当します。

2級 必ずしも他人の助けを借りる必要はなくても、日常生活は極めて困難で、労働に よって収入を得ることができないほどの障害

例えば、家庭内で軽食をつくる などの軽い活動はできても、それ以上重い活動はできない方(または行うことを制限されている方)、入院や在宅で、活動の範囲が病院内・家屋内に限られるような方が2級に相当します。

国民年金の障害年金はいくら受けとれるのか

2021年度の障害基礎年金額と障害年金生活者支援給付金の額

障害基礎年金 年金額(月額) 障害年金生活者支援給付金(月額) 年金と支援給付金の合計
(月額)
1級 81,343円 6,288円 87,631
2級 65,075円 5,030円 70,105

国民年金の障害基礎年金を受けとる人は、障害年金生活者支援給付金も合わせて受けとることができます。

  • 障害年金生活者支援給付金を受けとるためには、前年の所得が4,621,000円以下であることが必要です。
  • 障害年金等の非課税収入は、年金生活者支援給付金の判定に用いる所得には含まれません。
  • 前年の所得の条件は扶養親族等の数に応じて増額されます。

障害基礎年金の子の加算

生計を維持する「子」がいる場合には、障害基礎年金に子の加算がされます。

「子」とは

  • 18歳になった後の最初の3月31日 までの子
  • 20歳未満で障害等級1級・2級の障 害の状態にある子

のことです。

子の加算 障害基礎年金の加算額(月額)
子1人〜2人 1人につき 18,725円
子3人目から 1人につき 6,241円

【編集日記】

今日(2021/08/02)は私の56歳の誕生日。
昨日は家族に祝ってもらいプレゼントをもらいました。
55歳は人生の大きな展開の年にすることを前から決めていて、その通りに大きく進んだ1年でした。
次の区切りは60歳です。これからも仕事と生活で困っている人に役立つ労働者のための社労士として活動していきます。

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小倉健二(労働者のための社労士・労働者側の社労士)Office新宿(東京都)

小倉健二(おぐらけんじ) 労働者のための社労士・労働者側の社労士 労働相談、労働局・労働委員会でのあっせん代理 労災保険給付・障害年金の相談、請求代理 相談・依頼ともに労働者の方に限らせていただいています。  <直接お会いしての相談は現在受付中止> ・mail・zoomオンライン対面での相談をお受けしています。 1965年生まれ57歳。連れ合い(妻)と子ども2人。  労働者の立場で労働問題に関わって30年。  2005年(平成17年)12月から社会保険労務士(社労士)として活動開始。 2007年(平成19年)4月1日特定社会保険労務士付記。 2011年(平成24年)1月30日行政書士試験合格