映画『天使のくれた時間 』。あたかも二度目の人生を生きるかのように(フランクル) 

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「あたかも、二度目の人生を送っていて、一度目は、ちょうどいま君がしようとしているようにすべて間違ったことをしたかのように生きよ」(V・E・フランクル)。映画『天使のくれた時間 』でフランクルの言葉が腹にストンと落ちます。

『それでも人生にイエスという』V・E・フランクル(春秋社)

あたかも、二度目の人生を送っていて、

一度目は、ちょうどいま君がしようとしているように

すべて間違ったことをしたかのように生きよ

『それでも人生にイエスという』P52 V・E・フランクル(春秋社)

Amazon  それでも人生にイエスと言う

同じ人生をもう一度生きることはできません。当たり前の話です。

でも、もし同じ人生をもう一度生きてきたと想像してみます。

一度目の人生ではここで間違えてしまった。一度目の人生で間違えたことを二度目の人生で今繰り返そうとしています。

今ここで二度目の人生では間違えでない選択(行動)をして生き直すことができる。

その唯一のチャンスを目の前にしているとしたらどうでしょう?

選択して行動する自由と責任の自覚をフランクルが私たちに問います。

そんなフランクルの問いかけを映画にして描いたら、こんな展開になるのだろうかと感じる映画がありました。

「あのときYesと答えていたら」

もしあのとき別の人生を選んでいたら、それが実現した主人公。

映画『天使のくれた時間』 The Family Man

主人公はジャック(ニコラス・ケイジ)。
13年前に恋人を残して成功への道をめざして見事大金持ちになったジャック。
何の不満もなく成功者としての仕事と生活を満喫していました。
あるとき天使を助けたことで、朝目覚めると13年前に別れた恋人と結婚して2人の子どもと4人で貧しく生きる人生にいます。
天使が出てきてクリスマスが舞台の物語が私は大好きですが、この天使には驚きます。
まさかこいつが天使だったとは!?

あたかも、二度目の人生を送っていて、

一度目は、ちょうどいま君がしようとしているように

すべて間違ったことをしたかのように生きよ

『それでも人生にイエスという』P52 V・E・フランクル(春秋社)

フランクルが伝える言葉の意味を実感できる素敵な映画です。

Amazon 天使のくれた時間 (字幕版)

Amazonプライムビデオで無料の映画で探してなんとなく観たら、とても良い映画でした。
TSUTAYAなどでレンタルもあります。

「あたかも、二度目の人生を送っていて、一度目は、ちょうどいま君がしようとしているようにすべて間違ったことをしたかのように生きよ」

映画とちがって現実の世界では過去に戻って人生を選択し直すことはできません。
ですが、一度目の人生では間違った選択をしてしまった場面に、二度目の人生で今あなたがいてあなたが選択をできる。
さあ、もう一度間違った選択をしてしまうのか、それとも自分がすべき正しい選択をして行動するのか?
フランクルは人生における選択の自由と選択できる以上その選択への責任性を格言として伝えてくれています。

一度目の人生では間違った選択をしてしまって、二度目の人生で今まさにあなたがいる場面とは何でしょうか?

毎日のその都度の場面のことなのかもしれません。

小さなことで言えば、つかれていて電車に乗ってやっと座れたというときに目の前にお年寄りがやってきたという場面かもしれません。

一度目の人生では寝たフリをしてやり過ごしたかもしれませんが、二度目の人生の今どうするか?まさに今選ぶことができます。

毎日の小さな出来事も人生の大きな選択の場面でも、一度目の人生では間違った選択をしてしまって、ちょうど今その場面で間違わずにやり直せる場面にいるとしたら、どういう選択をして行動をするのか?選択の自由があるとともにどのような選択をするのか問われていることでもある。

今度の週末の休みには、『それでも人生にイエスという』V・E・フランクル(春秋社)を読み、映画『天使のくれた時間』を観てみてはいかがでしょうか。

【編集後記】

IMG 6614

STAR WARS のチョコです。
BB-8、カイロ・レン、R2-D2。

昨日の1日1新 iPhone ねんきん情報アプリ

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小倉健二(労働者のための社労士・労働者側の社労士)Office新宿(東京都)

小倉健二(おぐらけんじ) 労働者のための社労士・労働者側の社労士 労働相談、労働局・労働委員会でのあっせん代理 労災保険給付・障害年金の相談、請求代理 相談・依頼ともに労働者の方に限らせていただいています。  <直接お会いしての相談は現在受付中止> ・mail・zoomオンライン対面での相談をお受けしています。 1965年生まれ57歳。連れ合い(妻)と子ども2人。  労働者の立場で労働問題に関わって30年。  2005年(平成17年)12月から社会保険労務士(社労士)として活動開始。 2007年(平成19年)4月1日特定社会保険労務士付記。 2011年(平成24年)1月30日行政書士試験合格