タニタ黒球式温湿度計【TC-210】アラート音で危険を知らせる熱中症計のオススメ

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アラート音で熱中症の危険を知らせる「タニタ黒球式温湿度計TC-210」。
真夏のポタリング(自転車散歩)での熱中症予防にを購入したものですが、ポタリングに限らず外出時に持ち歩き、室内でも使ってアラート音が鳴ったらエアコンを入れることにしています。
自分で設定した「暑さ指数」(WBGT)を超えると、アラート音が鳴るので気づきやすく気に入っています。
アラート音は大・小、そしてオフにすることもできますが、音量「大」で設定しています。気が付かないと意味がありませんので。

【タニタ 黒球式温湿度計 熱中症アラーム TC-210】ポタリング(自転車散歩)での熱中症予防のために購入

梅雨が空けると雨の心配をせずにポタリング(自転車散歩)を楽しめる季節になります。
夏は、午後は夕立(ゆうだち)・ゲリラ豪雨の心配はありますが、午前中は雨が少ないので安心して走れます。

夏の午前中は雨の心配なく自転車で走れる日が多いのは良いのですが、日差しが強く気温も上昇し湿度が高く地面や体からの輻射熱が高まります。

夏のポタリングには、熱中症予防が欠かせません。

ポタリングでの熱中症予防の対策としてこれまで行なってきたのは、早朝に走り温度が上がる前に走り終えること。
朝明るくなったら日の出前に走り出して、8時前には走り終えるようにしています。

しかし、熱中症は気温だけでなく、湿度、輻射熱との関係が大きく影響します。

気温、湿度、輻射熱をもとに算出した「暑さ指数」がWBGT(Wet-Bulb Globe Temperature)・湿球黒球温度です。

「暑さ指数(WBGT)は労働環境や運動環境の指針として有効であると認められ、ISO等で国際的に規格化されています。」(環境省)

この暑さ指数(WBGT)は、気温(1):湿度(7):輻射熱(2)で計算されます。

WBGTの計算

熱中症は、気温そのものよりも輻射熱の影響が2倍、湿度が7倍も影響していることになります。

気温の上昇は熱中症の危険を高めますから、運動する際に気温に注意することは大切なことではありますが、割合でいうと気温の効果1に対して湿度の効果は7、輻射熱の効果は2ですから、気温だけを気にしていても熱中症予防には十分ではありません。

そこで、気温も含めて暑さ指数(WBGT)を測定できる「タニタ 黒球式温湿度計 熱中症アラーム TC-210」を購入しました。

TANITA TCー210

タニタ熱中症アラーム(TC-210)は、熱中症の危険が5段階のイラストで表示されて見やすいこと、なによりも自分で設定した暑さ指数を超えるとアラーム(アラート)音が鳴る。

自分では気が付かずに少しづつ暑さが強まっても、アラート音が鳴ることで警戒が必要なことに気づくことができると考えて購入を決めました。

タニタは体重計で有名な会社であること、なかでも熱中症アラーム(TC-210)は今年発売された新商品であることから選びましたが、タニタであるかどうかよりも設定した暑さ指数を超えたらアラート音で知らせてくれる商品であることが重要だと思います。

気になったら手元の熱中症計を見て確認できることは良いことですが、気にしていなくてもアラート音で熱中症の危険を知ることができることこそ熱中症予防には必要だからです。

商品に入っているカラビナを取り付けること、ズボンやリュックなどのカバンに熱中症計をつけて持ち歩けます。
ポタリング前のテストに持ち歩いて出かけてみました。

リュックに取り付け

出かけるときに、忘れずにベルトやカバンに取り付けれてしまえば1日中いつでも暑さ指数を知ることができますので便利です。

カラビナ付

カラビナと取り付け用のストラップは商品に入っています。

WBGT27℃
2022年6月30日(木)の朝10時すぎに家を出てすぐに表示された暑さ指数が27℃と厳重警戒(28℃〜31℃)の一歩手前。

暑さ指数28℃
10分も歩かないうちに暑さ指数は28℃で厳重警戒を表示(気温は36.1℃)。アラートは暑さ指数28℃に設定したのでビーっと3回アラート音が鳴り響きました。

あとで、アラートの設定は暑さ指数27℃に変更しました。
早めにアラートで危険を知ろうと。

不思議なのですが、涼しい場所に移動した瞬間にアラートが鳴りがちです。

エアコンが効いている電車に乗ってすぐ、商品の陳列棚から冷気が吹き出しているスーパーに入ってすぐ、というタイミングでなぜかアラートが鳴り始めました。

取扱説明書を見ると、10分単位でアラート音は繰り返すとありますので涼しい場所に入ってもまだ暑さ指数の検知ができていなくて鳴ったのか、偶然なのかもしれませんが不思議な感じがしました。

外を歩いていたり、ポタリングをしているときに、少しづつ暑さ指数が上がって「ゆでガエル」のように感覚では暑さをつかめずにいる心配があります。

冷たい水を入れたナベにカエルを入れて火をつけると水温は少しづつ上がるため、カエルはまだまだ大丈夫だと思っているうちに熱湯になってカエルは茹でられてしまうという話です。

この話は作り話ですが、熱中症についてはまさに「ゆでガエル」のように気がついたら大変なことになってしまいます。

設定した暑さ指数でアラート音が鳴り響けば、自分の感覚ではなく熱中症の危険に気が付きますので、夏場はアラート音が鳴る熱中症計を持ち歩くのが安心です。

熱中症を予防するための「暑さ指数」(WBGT)

「暑さ指数(WBGT)は労働環境や運動環境の指針として有効であると認められ、ISO等で国際的に規格化されています。」
環境省 熱中症予防サイト

暑さ指数(WBGT) 温度基準 熱中症予防運動指針
21未満 ほぼ安全 適時水分補給 通常は熱中症の危険は小さいが、適宜水分・塩分の補給は必要である。市民マラソンなどではこの条件でも熱中症が発生するので注意。
21〜25 注意 積極的に水分補給 熱中症による死亡事故が発生する可能性がある。熱中症の兆候に注意するとともに、運動の合間に積極的に水分・塩分を補給する。
25〜28 警戒 積極的に休息 熱中症の危険が増すので、積極的に休憩をとり適宜、水分・塩分を補給する。激しい運動では、30分おきくらいに休憩をとる。
28〜31 厳重警戒 激しい運動は中止 熱中症の危険性が高いので、激しい運動や持久走など体温が上昇しやすい運動は避ける。10~20分おきに休憩をとり水分・塩分の補給を行う。暑さに弱い人は運動を軽減または中止。
31以上 危険 運動は原則中止 特別の場合以外は運動を中止する。特に子どもの場合には中止すべき。

環境省 熱中症予防サイト から作成

熱中症を予防するために「暑さ指数」(WBGT)が大事である。
このことは、ニュースや天気予報などで聞いたことがあるという方が多いとは思いますが、実際に自分が今いる環境の暑さ指数(WBGT)が何度なのか?は、WBGT計がなければ知ることができません。

ネットで検索してみると、工場や建築現場などの安全管理で使用されるであろう計測器はなかなか高い金額なのですが、Amazonで検索すると持ち歩けるタイプで数千円で購入できる商品がいくつも見つかりました。

私はAmazonで検索してタニタ黒球式温湿度計「熱中症アラームTC-210」を選びましたが、持ち歩きに便利でアラート音で熱中症の危険を知らせるタイプのものであれば、どれでも良いと思いますので1つ選んで持ち歩いてみてはいかがでしょう。

タニタ 黒球式温湿度計 熱中症アラーム TC-210

Amazonで「WBGT」で検索すると、数千円台で購入できる熱中症計がたくさん見つかります。

体重計でよく知っているタニタの商品で「黒球式熱中症指数計 熱中アラーム TT-562GD」の評価が高かったので購入しようと思ったのですが、この商品に新しいモデルがあると表示されていたので購入したのが「TC-210」です。

黒球式熱中アラーム「TC-210」は2022年5月7日に株式会社タニタから発売された黒球式温湿度計でサイズは5.8×3.6×10.8cm。

タニタの熱中症計「TC-210」は、つり下げ用のアタッチメントとカラビナが付属していますので、ズボンやカバンに取り付けて持ち歩けば置き忘れる心配がないことも気に入っています。

付属の電池を入れると、自動的に電源が入り、設定画面になります。

電池は本体裏面のフタをはずして出し入れします。専用のプラスのドライバーも付属しています。

TC−210 3

TC−210 4

TC−210 2

TC−210 6

TC−210 7

表示された画面をみるだけでは設定項目の意味がわかりませんが、付属の取扱説明書を見ながら進めていけば難しくはありません。
もしも設定を間違えてしまっても、あとから設定し直せますから大丈夫です。

TC−210 8

紙の取扱説明書が商品に付属されていますが、私はネットからPDFファイルの取扱説明書をダウンロードしてEvernoteに保存しました。

TANITA 黒球式熱中アラーム TC 210 取扱説明書

【編集後記】

今朝(2022/07/05)は少し涼しくて、現在(8:31)の室温は29.3℃、湿度66%、暑さ指数(WBGT)は25℃。扇風機だけでも快適です。
暑さ指数27℃で熱中症計が鳴り出すまではエアコンをかけずに過ごします。

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小倉健二(労働者のための社労士・労働者側の社労士)Office新宿(東京都)

小倉健二(おぐらけんじ) 労働者のための社労士・労働者側の社労士 労働相談、労働局・労働委員会でのあっせん代理 労災保険給付・障害年金の相談、請求代理 相談・依頼ともに労働者の方に限らせていただいています。  <直接お会いしての相談は現在受付中止> ・mail・zoomオンライン対面での相談をお受けしています。 1965年生まれ57歳。連れ合い(妻)と子ども2人。  労働者の立場で労働問題に関わって30年。  2005年(平成17年)12月から社会保険労務士(社労士)として活動開始。 2007年(平成19年)4月1日特定社会保険労務士付記。 2011年(平成24年)1月30日行政書士試験合格