クレジットカードはやめたら? 2年連続自己破産者7万超の報道

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クレジットカードで買い物や支払いをするのは借金です。あとから借金を返さなければなりません。
いっそのことクレジットカードはやめてプリペイドカードにしてみてはいかがでしょうか?

自己破産件数2年連続7万件超

借金が返済できなくなった人が自己破産した件数は、去年1年間におよそ7万3000件と、2年連続で7万件を超え増加傾向が続いています。専門家は「返済能力が不十分なのに安易にカードローンなどを利用するケースがあるほか、キャッシュレス化で家計の状況をきちんと把握できていない人も多くなっている」と分析しています。

最高裁判所によりますと、借金を返済できなくなった人などが全国の裁判所に自己破産を申し立てた件数は、このほどまとまった速報値で去年1年間に7万3095件と2年連続で7万件を超えました。

「自己破産7万超 増加傾向続く キャッシュレス化の影響も」NHK NEWS WEB 2020年2月18日 20時06分

一次資料である最高裁判所の資料を見つけることができていないのですが、NHK NEWS WEBの記事によると自己破産件数が2019年1年間で約7万3千件、2018年から連続2年間で自己破産の件数が7万件を超えているとのことです。

記事では人と顔をあわせることなくスマホで借金できるという問題が指摘されています。
銀行の個人向けカードローンは金利が高く、収益性が高いので銀行が力をいれて取り組んできた実態も紹介されています。

キャッシュレス化で家計の状況をきちんと把握できていない人が増えていることが原因の1つとして分析されていますがこちらは根拠となる資料が出されていませんのでなんとも評価はできないところではあります。

自己破産は大事な制度であり、追い込まれて自殺したりすることがないように必要なときにはぜひ利用していただきたいと思っています。

そして、自己破産する要因としてクレジットカードやカードローンなどの借金を前提とした生活があるなら、それはやめましょうと言いたいです。

クレジットカード、カードローン。どちらも借金。借金はやめた方がいい。

クレジットカード、カードローン。どちらも同じく借金です。

借金は人からお金を借りることです。借りたお金は返すことになります。貸すのは元本の他に金利を受け取るためです。

元本を返してもらうだけでは儲けにはなりませんから金利を受け取って貸した人は儲けがでます。

そもそもお金が足りていれば人から借りる必要はありません。お金が足りないから借りるのに借りたお金(元本)の他に別のお金(金利)もプラスした金額を返すのは(不可能ではないかもしれませんが)もともと無理があります。借金は矛盾した行為です。

どうしてもお金が足らず事業や生活が成り立たない。もしそうなってしまったら役所などに相談して特別に金利の低い条件での貸し出しができないか?確認してみましょう。ある条件を満たすと借金を返済しなくても良いという制度があります。

それでも無理なら生活保護を申請することを検討しましょう。

生活するお金が足りないから金利を払って借金をするというのは、論理的に破綻しています。結果は見えています。

あるいは何か欲しいものがある欲しいサービスがある。
今すぐはまとまったお金がないから月々返済していけばいい。
クレジットカード、カードローン。どちらもそういう目的で利用することができますが、やめておいた方がいいのではないでしょうか?

何か新しいものを買う。旅行などサービスを買う。一番うれしいのはいつでしょうか。
買ったそのときです。新しいものを手にしたとき。旅行にいったとき。

もちろん新しいものを買えば買ったときの喜びだけでなくそのあと使い続けて便利な生活を手にします。
旅行にいけば帰ってきてからも写真を見返したり思い出ができます。

しかし、新しいものを買えばすぐにもっと新しいものが発売されます。機能は充実し価格も下がります。
旅行も次々と新しい楽しい行き先が見つかります。

守銭奴になって物は買わない旅行もでかけないでは限られた時間を生きる人生がもったいないです。

しかし、借金の返済のために働くのは人生をしばりつけて動きがとれなくなってしまうことです。

新しく何か買いたい、どこかに旅行にいきたい。
何か買ったりサービスを受けるためには、必要なお金をコツコツとためて、たまった範囲で買えることで満足することが必要だと思います。

私は社会保険労務士ですが、FP(ファイナンシャルプランナー)でもあります。
FPとしていつもお客様にお伝えしているのは借金をしないで生活をしていくことです。

22歳で大学を卒業して大企業に就職して60歳になるまで正社員として働く。40年近く正社員としての賃金・福利厚生を受けて多額の退職金を受け取ることを前提に住宅ローンを組んでクレジットカードで買い物をして暮らしていく。

前提として60歳になるまで健康でリストラに合わず会社が倒産もしない、他にもさまざまな前提を作り上げたものです。

さまざまな前提が運良く崩れなかったとして、大企業の正社員ではない生き方をしたいと思ったときに、住宅ローンをはじめとした借金でがんじがらめで他の生き方をする選択肢がなくなってしまいます。

何ヶ月か生活していける貯金を目指した上で、それ以外に少しづつお金をためてお金がたまったらその範囲で新しいものやサービスを買う。

クレジットカード、カードローンなど借金をしない生活が一番安心・満足な生き方ではないでしょうか?

カードやスマホのPayが便利なら、プリペイド(=pre-paid 前払い)にしよう!

カードで支払う、ネット通販でカードで買い物をする。今でしたらスマホでPayがスマートです。

パンパンに膨れ上がった財布は嫌なものですし、レジでグズグズと1円玉を探しているのも嫌です。

カードやスマホで支払いができればお釣りもなしでサッとできて便利です。

便利は使いすぎにつながる心配があるとはいうものの便利を全部否定してしまうのもどうかとも思えます。

それならばクレジット(借金)ではなく、プリペイド(=pre-paid 前払い)でいきましょう。

プリペイド(=pre-paid)、前払いです。

先にお金をチャージしておいてその範囲でしか利用できない仕組みを使いましょう。

自分で支払い可能な金額をチャージして残高がなくなったら使いたくても使えない、借金はできない仕組みにしてしまいましょう。

残高がなくなったら欲しいものが買えるだけのお金をためてからチャージして欲しいものを買いましょう。

私自身はプリペイドをいくつか利用しています。

・PASMO(スーパーやコンビニでの買い物や喫茶店での支払いなど)
・LINE Payカード(iPhoneの月々のSIM使用料の支払い、映画館の予約)
・PayPay(今のとことコンビニでの買い物)
・Amazonギフト券(Amazonネット通販での買い物、Amazonプライム会費の支払い)

どれも事前に金額をチャージした範囲でしか利用できないように、クレジットカードや銀行口座を登録しないプリペイド機能しか利用できないように敢えてしています。

クレジットカードやカードローンをやめて、プリペイド(カード)だけに変更してみてはいかがでしょうか。

プリペイド(カード)を利用した私の方法は以下の記事で紹介しました。クレジットカードからプリペイドカードへと生活の切り替えのきっかけになればとても嬉しいです。

「pay pay プリペイドカードとして使う。セブン銀行で残高チャージ。〜クレジットカード・銀行口座 どちらも使わない〜」

「“カードは便利❗️”なら、クレジットカードではなく、プリペイドカードはいかがでしょうか?」

「月額500円でネットを利用する。PCもスマホもタブレットも外出先でモバイルWi-Fiルーター利用」

「クレジットカード持たない派は、LINE Pay カードで映画館座席を予約できる。」

【編集後記】

というわけで、労働相談あっせん申請代行、障害年金請求代行などのご依頼はクレジットカード払いをお受けしておりませんので、悪しからずご了承ください。
今よりも便利な仕組みを今後実現していきます。

2020梅の花

昨日の1日1新 西新宿 ベストメガネ

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小倉健二(労働者のための社労士・労働者側の社労士)Office新宿(東京都)

小倉健二(おぐらけんじ) 労働者のための社労士・労働者側の社労士 労働相談、労働局・労働委員会でのあっせん代理 労災保険給付・障害年金の相談、請求代理 相談・依頼ともに労働者の方に限らせていただいています。  <直接お会いしての相談は現在受付中止> ・mail・zoomオンライン対面での相談をお受けしています。 1965年生まれ57歳。連れ合い(妻)と子ども2人。  労働者の立場で労働問題に関わって30年。  2005年(平成17年)12月から社会保険労務士(社労士)として活動開始。 2007年(平成19年)4月1日特定社会保険労務士付記。 2011年(平成24年)1月30日行政書士試験合格